コラム「スリング日和」
私の母乳育児
2010/11/10
母乳は良いってことは分かっているけど、出が良くないとか、赤ちゃんが上手に飲んでくれないとか、足りているのか不安とか。。。
最初の頃って悩みがつきないですよね。
それでミルクに変更ってママも多いのでは?
私の場合ですが、3人とも母乳で育てました。
たぶん、最初から知識が何もなく、1人目を出産した産院が母乳育児を薦めていたので、自然と母乳を与えることを私も覚えたのかもしれません。
その産院では出産後、そのまま分娩台で母乳をあげます。
あげると言っても、生んで数分しか経ってないので、たぶん出ていなかったと思います。
それでも、生まれたばかりの赤ちゃんはおっぱいを探して、一生懸命吸い付こうと頑張っていました。
出産当日は新生児室に赤ちゃんを預けるのですが、次の日からは赤ちゃんと同室。
オムツ替え、首の据わらない赤ちゃんの抱っこ、寝かしつけ。すべてが初めてのことでドキドキでしたが、中でも一番苦労したのが授乳です。
3人を母乳で育てたからと言って、最初から順調だったのではなく、順調どころかトラブルだらけでした。
乳首が陥没していて飲みにくい、赤ちゃんの吸う力が弱い、出が悪い、そして亀裂・・・。
それでも、「母乳をあげ続ければ上手に飲めるようになるし、出るようになる。」って先生の言葉を信じて、亀裂の痛さも我慢してあげ続けました。
退院後もひたすら母乳をあげ続け。飲んだら飲みながら寝る、置いたら泣くので抱っこしておっぱいをあげる。それの繰り返しで、ほぼ1日中おっぱい出しっぱなしじゃないかってくらい、抱っこして母乳をあげ続けていました。
そして1ヵ月後。退院後初めて検診で体重を計ったとき、順調に増えてることを知り、このまま母乳だけでも大丈夫だよと、言われてやっと安心したのを覚えています。
2人目、3人目も1人目の時ほどではなかったけど、最初の1ヶ月は亀裂や出の悪さなどのトラブルはあったけど、なんとか乗り越えて母乳育児をすることが出来ました。
3人目にして体重の増えが良くなったので、母乳マッサージにも通ったことがあります。
ここまでして頑張ったのも、単にミルクを作って哺乳瓶を消毒するってことが面倒に感じていたこともあります。それと、お出かけの時になるべく荷物を少なくしたかったのと。
でもそのおかげで、スリングで目隠しすれば、お腹がすいたときにはいつでも授乳が出来たことが便利だったし、何よりも母親なんだなぁというほんわかとした幸せも感じられました。
最初から何もトラブルなく母乳育児が出来る人って、たぶんそんなにいないんではないかなぁと思っているのですが。産後、体力的にも精神的にも意外と一番きつい1ヶ月の間に、そんなに頑張り過ぎなくてもいいのかなぁと思ってみたり。
ただ、人間も哺乳類なので、母乳が出ないって人はほとんどいないそうなので、母乳育児を続けたい人は、とにかく吸わせる事が大切だと思うので、頑張ってくださいね!
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